福井県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 26
IBD治療における選択肢の多様化とGMAを含む既存治療の再評価
福井大学医学部附属病院 光学医療診療部 准教授
平松 活志 先生
COVID-19の流行を契機として、IBD治療における感染症対策が、より一層求められています。そこで今回は、分子標的薬の登場など治療選択肢が多様化する中で、感染症をはじめとした新たな課題への対応とこのような状況下におけるGMAの可能性について伺いました。
医療関係者の方へ
アダカラムインタビュー記事シリーズ
全国の先生方より、消化器および皮膚領域における最新の診療状況を踏まえた上で、様々な視点から顆粒球吸着療法(GMA)の日常診療における活用方法や工夫、メリットや課題についてお話いただきます。
IBD:炎症性腸疾患、UC:潰瘍性大腸炎、CD:クローン病、PP:膿疱性乾癬、PsA:乾癬性関節炎(関節症性乾癬)
※先生のご所属先および役職、治療指針等は掲載時点の情報です
福井大学医学部附属病院 光学医療診療部 准教授
平松 活志 先生
COVID-19の流行を契機として、IBD治療における感染症対策が、より一層求められています。そこで今回は、分子標的薬の登場など治療選択肢が多様化する中で、感染症をはじめとした新たな課題への対応とこのような状況下におけるGMAの可能性について伺いました。
帝京大学医学部 下部消化管外科 IBDセンター 准教授
松田 圭二 先生
IBD診療においては、患者の高齢化や治療の長期化を背景に、癌化に対するサーベイランスと早期介入の必要性が高まっています。また、IBD患者の予後改善に向けては内科的治療だけでなく、適切なタイミングによる外科的治療の実施が求められており、これらの点から、消化器内科と消化器外科との連携がより重要となります。そこで今回は、消化器内科と消化器外科の機能を併せ持つIBDセンターにおける治療の実際と、非薬物療法としてのGMAの意義について解説いただきました。
山形県立中央病院 消化器内科 がん研究部副部長
名木野 匡 先生
新たな分子標的薬の登場や白血球除去療法(LCAP)に用いる医療機器の販売終了により、血球成分除去療法(CAP)について再評価を行う施設が散見されます。今回は、このような状況下において、LCAPから顆粒球吸着療法(GMA)への治療変更の実際をはじめ、実臨床におけるGMAの意義について伺いました。
平和会 吉田病院 消化器内視鏡・IBDセンター センター長
藤井 久男 先生
IBD治療は着実に進歩を続けており、それに伴うようにIBD患者の日常生活やライフイベントを支援することがより一層求められています。そこで今回は、これらのさらなる推進に向けて、IBD治療における他科および多職種連携の重要性と、その中で果たすべきGMAの役割について伺いました。
岐阜市民病院
消化器内視鏡部長
治験・臨床研究管理センター長
小木曽 富生 先生
近年のUC治療は、選択肢の増加により多様化が進んでいますが、各種新薬も単剤では効果に限界を認めるのが実情です。そこで今回は、治療成績のさらなる向上に向けて、いかにUCのステップアップ治療を進めて行くかについて、GMAに期待される役割と共にお話を伺いました。
呉共済病院 消化器内科 医長
吉岡 京子 先生
IBD患者の日常や将来をサポートするために、多様化するIBDの治療選択肢の中から、患者個々の病態や生活に適合した医療の提供が求められています。そこで今回は、IBDにおける患者主体で考える医療の重要性と、その中でGMAに期待される点について伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科
あきた健康管理センター 所長
飯塚 政弘 先生
非薬物療法であるGMAは、UC治療指針において難治例に対する治療選択肢の一つとして位置づけられています。そこで今回は、GMAを用いた治療戦略、中でもステロイドの漸減と離脱を目指したGMAの活用方法についてご解説いただきました。
浜松医科大学 内科学第一講座 教授
杉本 健 先生
IBD治療において、新薬の登場による選択肢の広がりは治療成績の向上に寄与しています。その一方で副作用への注意も含め、実臨床において薬剤をどのように使い分けていくべきかという課題もあります。そこで今回は、GMAなどの非薬物療法を含めて、各治療の特性を見極め、IBD患者と話し合いながら適切な治療を選択することの重要性について伺いました。
国立病院機構 金沢医療センター
消化器内科部長 臨床研究部長
加賀谷 尚史 先生
UC診療における下部消化管内視鏡検査は、粘膜の状態を評価するために重要な検査ですが、UC患者に対して負担をかける側面もあります。そこで注目されているのが、便中カルプロテクチンなどのバイオマーカーであり、内視鏡検査のタイミングや治療介入のタイミング判定について、知見の集積が望まれています。そこで今回は、今後のUC診療におけるバイオマーカーの可能性とGMAに期待される役割について伺いました。
いづろ今村病院
副院長・内科主任部長
大井 秀久 先生
(現 今村総合病院 IBDセンター長)
IBDは若年で発症することも多く、治療は長期にわたるため、患者は学校生活、就職、恋愛、結婚、子供の誕生、昇進による責任の増加等、人生の様々なステージで新たな悩みや課題に直面します。そこで今回は、これらの課題に対処するため、多職種によるチーム医療の必要性、そして、チームでSDM(共同意思決定)をおこなうことの重要性について解説いただきました。
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