北海道福岡県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 59
北と南のエキスパートが語る IBD診療の現況とこれからの未来像 【前編】IBD診療の基本を見直す
札幌医科大学医学部 消化器内科学講座 教授 仲瀬 裕志 先生 (写真左)
福岡大学医学部 消化器内科学講座 主任教授 平井 郁仁 先生 (写真右)
近年のIBD診療は、カプセル内視鏡などのモダリティや便中カルプロテクチンなどバイオマーカーの新規開発に加え、様々な機序の分子標的薬の登場による治療選択肢の多様化など、大きな変革を遂げました。さらに、多科多職種連携や地域医療連携の推進、共同意思決定(SDM)の一般化、STRIDE-IIにおける治療目標の設定など、IBD診療を取り巻く環境も変化の時を迎えています。そこで今回は、IBD診療をリードされてきたお二人の先生方よりお話を伺い、IBD診療の現在と未来について総括いただきました。その前編では、現在のIBD診療の基本について見直し、再評価をお願いしました。