三重県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 69
IBD治療における便中カルプロテクチンを用いた治療最適化の可能性
四日市羽津医療センター 外科・IBDセンター
下山 貴寛 先生
近年、IBD分野においては新薬の開発が目覚ましく、治療選択肢の幅が広がっていますが、患者個々に適した治療を予測するための因子や手法は、未だ確立されていないのが実情です。そのため、日常診療ではIBDの病勢を的確にモニタリングしながら、再燃などの兆候を鋭敏に捉え、速やかに治療強化を図るような対応が望まれます。そこで今回は、低侵襲の検査である便中カルプロテクチンを用いた病勢把握と治療の最適化について解説いただき、併せてGMAに期待される役割についてお話を伺いました。