東京都アダカラム動画シリーズVol. 5
UCにおけるGMAのClinical Questionの解決
杏林大学医学部 消化器内科学
教授 久松 理一 先生
2000年に潰瘍性大腸炎(UC)に対して保険適用となった顆粒球吸着療法(GMA)について、これまで20年に及ぶ臨床経験が積み重なり、併せて様々なエビデンスが構築されてきました。そこで、UC治療におけるGMAのクリニカルクエスチョン(CQ)の解決に向けて、これらのエビデンスや治療指針に基づいて、ご解説いただきました。
医療関係者の方へ
GMAのこれまでとこれから
顆粒球吸着療法(GMA)は、2000年の保険適用以降、多くの臨床経験とエビデンスを積み重ねてきました。そこから導かれた貴重なGMAの知見や、参考となるクリニカルパールについて、GMA治療をリードされてきた全国の先生方より、動画シリーズ『GMAのベストプラクティスを目指して』およびインタビュー記事シリーズ『GMA 20年をこえる臨床知見からの提言』の二つの形式にて解説いただきます。
IBD:炎症性腸疾患、UC:潰瘍性大腸炎、CD:クローン病、PP:膿疱性乾癬、PsA:乾癬性関節炎(関節症性乾癬)
※先生のご所属先および役職、治療指針等は掲載時点の情報です
杏林大学医学部 消化器内科学
教授 久松 理一 先生
2000年に潰瘍性大腸炎(UC)に対して保険適用となった顆粒球吸着療法(GMA)について、これまで20年に及ぶ臨床経験が積み重なり、併せて様々なエビデンスが構築されてきました。そこで、UC治療におけるGMAのクリニカルクエスチョン(CQ)の解決に向けて、これらのエビデンスや治療指針に基づいて、ご解説いただきました。
浜松医科大学 内科学第一講座 教授
杉本 健 先生
IBD治療において、新薬の登場による選択肢の広がりは治療成績の向上に寄与しています。その一方で副作用への注意も含め、実臨床において薬剤をどのように使い分けていくべきかという課題もあります。そこで今回は、GMAなどの非薬物療法を含めて、各治療の特性を見極め、IBD患者と話し合いながら適切な治療を選択することの重要性について伺いました。
国立病院機構 金沢医療センター
消化器内科部長 臨床研究部長
加賀谷 尚史 先生
UC診療における下部消化管内視鏡検査は、粘膜の状態を評価するために重要な検査ですが、UC患者に対して負担をかける側面もあります。そこで注目されているのが、便中カルプロテクチンなどのバイオマーカーであり、内視鏡検査のタイミングや治療介入のタイミング判定について、知見の集積が望まれています。そこで今回は、今後のUC診療におけるバイオマーカーの可能性とGMAに期待される役割について伺いました。
いづろ今村病院
副院長・内科主任部長
大井 秀久 先生
(現 今村総合病院 IBDセンター長)
IBDは若年で発症することも多く、治療は長期にわたるため、患者は学校生活、就職、恋愛、結婚、子供の誕生、昇進による責任の増加等、人生の様々なステージで新たな悩みや課題に直面します。そこで今回は、これらの課題に対処するため、多職種によるチーム医療の必要性、そして、チームでSDM(共同意思決定)をおこなうことの重要性について解説いただきました。
九州労災病院 消化器(消化管)内科
西嶋 健一 先生
IBDに特化した診療を行うためのIBDセンターを有する病院は都市部に集中する傾向があり、そこまでの通院が難しいIBD患者も数多くいらっしゃいます。そこで今回は、IBD診療における地域医療連携の重要性と実際の取り組みについて伺いました。
札幌厚生病院 副院長 兼IBDセンター長
兼臨床試験センター長
本谷 聡 先生
生物学的製剤を始めとする新薬が続々と登場し、IBDの治療体系は大きく変わってきたといえます。今回は、多様化する治療選択肢の一方で変わらない治療概念や、近年増加しつつある高齢者など特殊な患者背景を有するIBD治療におけるGMAの可能性について解説いただきました。
自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器内科
准教授 松本 吏弘 先生
多様化を続けるIBD治療において、5-アミノサリチル酸製剤やステロイドを見直すことの是非、ならびに生物学的製剤の効果減弱の実情など、実臨床における薬物療法の現況と課題について、GMAに期待される役割も含めて解説いただきました。また、都市部中核病院における地域医療連携推進の実際と今後の展望についても伺いました。
獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 准教授
富永 圭一 先生
近年ますますUC治療は多様化してきており、UC患者は仕事や学校生活にできるだけ支障を来たさない治療法を希望されます。そこで今回は、UC患者のニーズを考慮した治療戦略ならびにGMAの実際について伺いました。
石田消化器IBDクリニック
院長
石田 哲也 先生
IBD患者の増加に対応するために、外科的介入をはじめとした入院治療を担う基幹病院と、フットワークの良い診療で重症化回避を図るIBD専門クリニックとが協力して治療に臨む"地域医療連携の推進"に期待が集まっています。そこで今回は、IBD専門クリニックにおける患者主体の医療の実際や、安全性を考慮したIBD治療におけるGMAを活用した治療戦略について解説いただきました。
医療法人錦秀会 インフュージョンクリニック
院長 伊藤 裕章 先生 (写真左)
看護師長 阪上 佳誉子 先生 (写真右)
免疫統御療法の選択肢多様化やGMAをはじめとする非薬物療法の発展により、UC治療は飛躍的な進歩を遂げました。そして、主に重症例を担当する中核病院と、重症化の回避を目指して、きめ細やかな対応を行うクリニックとが連携しながらUC診療を進める時代が到来しつつあります。そこで今回は、大都市中心部に位置するクリニックにおける、GMAを活用したUC治療の実際について伺いました。
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