鹿児島県アダカラム動画シリーズVol. 8
PP/PsA治療におけるGMAの役割
鹿児島大学医学部 皮膚科学教室
教授 金蔵 拓郎 先生
アダカラムは2012年に膿疱性乾癬(PP)、2019年に関節症性乾癬(PsA)に対して保険適用となりました。アダカラムを用いた顆粒球吸着療法(GMA)は、体外循環により血液中から白血球(主に顆粒球)を吸着除去する非薬物療法です。今回は、PP/PsAにおけるGMAの治療意義と位置づけについて、診療ガイドラインやエビデンスに基づいてご解説いただきました。
医療関係者の方へ
アダカラム動画シリーズ
–エキスパートが語る実践的なアダカラム(GMA)活用法-
消化器および皮膚領域をリードされる先生方より、最新の診療状況および治療戦略について解説いただき、併せて実臨床において期待される実践的な顆粒球吸着療法(GMA)の活用方法を紹介いただきます。
IBD:炎症性腸疾患、UC:潰瘍性大腸炎、CD:クローン病、PP:膿疱性乾癬、PsA:乾癬性関節炎(関節症性乾癬)
※先生のご所属先および役職、治療指針等は掲載時点の情報です
鹿児島大学医学部 皮膚科学教室
教授 金蔵 拓郎 先生
アダカラムは2012年に膿疱性乾癬(PP)、2019年に関節症性乾癬(PsA)に対して保険適用となりました。アダカラムを用いた顆粒球吸着療法(GMA)は、体外循環により血液中から白血球(主に顆粒球)を吸着除去する非薬物療法です。今回は、PP/PsAにおけるGMAの治療意義と位置づけについて、診療ガイドラインやエビデンスに基づいてご解説いただきました。
東京女子医科大学 血液浄化療法科
准教授 花房 規男 先生
日本で開発されたアダカラムを用いておこなう顆粒球吸着療法(GMA)は、既に20年を超える臨床経験を有します。本動画では、アフェレシス療法であるGMAの適切な施行に向けたクリニカルスキルについてご解説いただき、併せてGMAの保険適用疾患に対する治療成績についてもご紹介いただきました。
北里大学北里研究所病院
炎症性腸疾患先進治療センター
センター長 日比 紀文 先生
2022年1月、顆粒球吸着療法(GMA)は潰瘍性大腸炎(UC)の寛解維持に対して保険適用され、UCでは寛解導入から寛解維持まで一貫してGMAでの治療が可能となりました。そこで、UC治療における治療選択肢の一つとして、非薬物療法であるGMAの活用方法を再考するため、寛解維持療法のエビデンスや患者受容性アンケート結果についてご解説いただきました。
杏林大学医学部 消化器内科学
教授 久松 理一 先生
2000年に潰瘍性大腸炎(UC)に対して保険適用となった顆粒球吸着療法(GMA)について、これまで20年に及ぶ臨床経験が積み重なり、併せて様々なエビデンスが構築されてきました。そこで、UC治療におけるGMAのクリニカルクエスチョン(CQ)の解決に向けて、これらのエビデンスや治療指針に基づいて、ご解説いただきました。
銀座セントラルクリニック
院長
鈴木 康夫 先生
抗TNF-α抗体製剤の登場は、クローン病(CD)治療のパラダイムシフトを導き、治療成績の向上に寄与しました。しかし、抗TNF-α抗体製剤は、一旦投与を開始すると、維持療法として長期間の継続投与を必要とし、抗TNF-α抗体製剤の効果減弱(LOR)例の増加が臨床上の課題の一つとなっています。そこで、その解決に向けて顆粒球吸着療法(GMA)が期待される点について、ご解説いただきました。
東京女子医科大学消化器内科
伊藤 亜由美 先生
近年、高齢者潰瘍性大腸炎(UC)患者が増加を続けていますが、その治療にあたっては、併存疾患や感染症、ポリファーマシーなどへの注意が求められます。特に、感染症や悪性腫瘍が危惧される場合は、薬剤を投与しにくいことも少なくはなく、非薬物療法である顆粒球吸着療法(GMA)に期待が集まっています。そこで、各種臨床知見や治療指針などに基づき『高齢者UCにおける課題と対策』について、ご解説いただきました。
福岡大学医学部医学科
教授 平井 郁仁 先生
ステロイドは、潰瘍性大腸炎(UC)治療において重要な役割を果たしますが、安全性については十分な注意が求められます。特に、感染症リスクの上昇は、近年増加を続ける高齢UC患者(重症例)において、生命予後にも関わる重要な課題となります。そこで、各種データや治療指針などをふまえて、安全性を重視した選択肢の一つとして、『ステロイドと顆粒球吸着療法(GMA)併用の可能性』について、ご解説いただきました。
札幌医科大学消化器内科
教授 仲瀬 裕志 先生
潰瘍性大腸炎(UC)におけるサイトメガロウイルス(CMV)の再活性化は、UC治療を複雑化させる一因となっています。そこで、UCにおけるCMV再活性化を考慮した診断と治療のあり方について、ご解説いただきました。
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