東京都アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 63
IBD診療における多科多職種連携/地域医療連携の 意義とGMAが果たすべき役割
聖マリアンナ医科大学 消化器内科 教授 内視鏡センター・センター長 安田 宏 先生 (写真左)
聖マリアンナ医科大学 消化器内科 助教 加藤 正樹 先生 (写真右)
長期に及ぶIBD診療では、患者さんのQOL向上のために、医師をはじめとして看護師や薬剤師、栄養士、臨床工学技士など、多職種連携による集学的な医療が求められます。さらにIBD診療では、発症患者数の多い小児科はもとより、手術や腸管外合併症の際の外科や皮膚科、整形外科など多科による円滑な連携もQOL向上に大きく寄与します。一方、地域医療連携も患者さんの速やかな紹介による早期治療介入やその後の逆紹介のために重要であり、更には交通アクセスに優れた連携施設における土曜日のGMA施行など、患者さんの生活に寄り添う点でも期待が集まっています。そこで、今回はIBD診療における多科多職種連携および地域医療連携を積極的に推進されている大学病院より、連携の実際やノウハウについてお話を伺いました。